新嘗祭

今日は、新嘗祭(にいなめさい)であります。

おそらく、宮中祭祀の中でも一番大事な行事であると思われますが、世間では米国型レイバーデーっぽい勤労感謝に“祝日”でよかったよかったと無邪気に休んでおります。

この日は、日本で一番重要な日であるといっても過言ではないのに。

新嘗祭とは、いわば収穫祭で五穀新穀を天照大御神をはじめ神話に出てくる神々に進め、食し、感謝するもので、天皇陛下自らがイネから育てた米も含まれております。

なぜなら、「地上は自分の子孫が治めるべきである」と天照大御神が、孫のニニギノミコトを送り出し、その際に、稲穂を渡して栽培方法を伝えよと仰せになられた。

その子孫が歴代の天皇であり今上天皇で、つまり、日本は“米の国”なのであります。
なのに、歴史がなく英国式のジェントルマン感覚も乏しい人工国家を「米国」と呼ぶ凄まじき違和感・・・。
あまり報道されませんが、天皇陛下はこの日のためにせっせと田植えをして米を育てられます。

これは、日本の起源や歴史に感謝しているといってよく、勤労を感謝するという発想が筆者にはどうも理解できない。

そんな大事な日に、民主党も日本維新も経済界も口を開けばTPP!TPP!
関税自主権や突き詰めれば治外法権という主権問題でありますが、日本の成り立ちを考えたとき、その上に財界の利益を位置づける感覚がもはや日本人ではない。

もちろん、国益のためには成長することにこしたことはないが、大事なのは、“発展”よりも、日本が日本であるための“継承”で近代主義下における“国益”とはオマケでいいのだ。

そんなことを語る政治家は皆無で、右か左かというディバイド・アンド・ルールさえも曖昧で判然としないだらしない国は、皇祖神の云うように、永遠に続いていくであろうか・・・?