眉山と城山

最近、お遍路をする若い女が増えているという。
ブログやTwitterでも、そのときの様子を逐一報告しているし、近くの国道でも、その姿をよく見かけるようになった気がする。

3年ほど前に、山ガールや釣りガールが流行った。そこから、自分探しの旅とかなんとかいい、スピリチュアルな観点で形状がスライドして派生するところ、遍路ガールが生まれるだろうと予想した。

そして、お遍路ガールの本を書く。残念ながら、反響がない。かと思うや、近頃、じんわりとダウンロード数が増えてきたので、静かなブームなのかと期待している。
ところが、お遍路ガールのみなさんは、愚直に白衣と菅笠、金剛杖を突いて歩いているので、ファッションセンスのかけらもなく、新入生のランドセル、何かの罰ゲームのような格好は、みすぼらしくて泣けてくる。

「もっと、スタイリッシュにできんのか!」

今回は、そんなお遍路ガール「shiasatte!」の登場人物について書いておきたい。

このお話は、主人公の阿刀明美(あとうあけみ)が、空海と歩くという設定で、偶然知り合った旅仲間の女を佐伯マオ(さえきまお)としている。
不思議と知られていないのであるが、空海の本名を、真の魚と書いて真魚(まお)と言い、父親は佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)、母親を阿刀玉依(あとのたまゆら)というらしい。
つまり、佐伯真魚が本名だ。字面をいじれば、佐伯マオ。現代でも通用しそうな響きである。

そして、主人公の阿刀明美は、空海の母親の苗字である阿刀からとる。
下の名前は、(明美が)一般人という設定から歴史や史実にこだわらず、漢字の画数辞典や人名辞典を勘案して候補を並べるところ、個人的に好きな声優の名前である「明美」をとって名付けてしまった。

その声優の名前は、岡村明美さんという方で、マオの声をイメージしている。そこから、歳を重ねるにつれて根谷美智子さんにバトンタッチするという勝手なアフレコで妄想して番外編まで書いてしまった。
ちなみに、明美の声は、平田絵里子さんがふさわしい、と、最近気づいた。昨年までは、大人の声を発する沢城みゆきさんであると何かに書いた記憶があるが、やはり、平田絵里子さんがしっくりくる。
声質は、NHKで放送していた「獣の奏者エリン」にでてくる主人公の母親(ソヨン)っぽい、不満を背負って疲れたような大人の女の平常の声。

また、明美の胸がずいぶん大きいのではと言われたりもするが、もともと、お遍路ガールの趣旨は、お遍路というものに水をかけ、敷居を低くして、大半の人が陥るであろう、みすぼらしさの払拭のために、遍路にもスタイリッシュを求めなければいけない。
それには、ファッション雑誌の表紙のような作りにして、グラマーな女で飾らないといけないと思った。
また、体格を無視した理想ばかりのアニメ的女体に壮絶な違和感をもっているので、イラストから推測するところ、明美はIカップであるという、日本の規格の限界に挑戦して、Bカップのマオと比較対比するところ、徳島の山、「眉山」と「城山」のような物理的コントラストに納得をおぼえた。

そんな、どうでもいいような設定と思い入れでできております「shiasatte!」。
完成度は、35%くらい。
そのうち、手直しを加えたく思います。

電子書籍普及のために、EPUBで読んでくださいな!